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田無日記

映像編集者 1977年生まれ

開くか閉じるか

大番狂わせで、トランプさんが大統領になって、だいぶ、色々なことの歯車がズレてしまったような感じはするけれど、しかし、状況を考えるに、グローバル化により、自国で損をせざるを得なくなった層が思いのほか多かったという事の顕在化であり、わりと予見された結果なのかもしれない。

 

日本にしても、コンビニや居酒屋の店員さんは、外国の人が多い。商品も外国で生産されたものが安く売られてる。

国産は高いから。

資本主義のグローバル化は、結果的にとにかく安い原材料と人件費を追い求めるものになるわけで。安く作って高く売るのが、資本をもっているものの、太る手段なので、それは資本主義である限り、自国民の生活などはさておいて、資本を持っている者は資本を増やすことに邁進するのは道理である。

その点では、トランプさんは、一見、労働者の味方のようにして、当選したけれど。そのじつ、富裕層や、資本主義が機能しないとならない世界での勝ち組なわけで。ほんと、地道な自国での、自給自足的な世界で、成り立つのか。わりと、心許ないのではないか。

 

しかし、そのなかで、内向き化を進め、世界の事よりも自国のことを第一に考えるのは、ある意味では不合理であるかもしれないけれど、自国の無能な無産階級の面倒もみるということであれば。無能を切り捨てられなくなるわけで。

グローバルな市場での競争よりも、いま、いる自国民の日々の充実を図るならばいいかもしれない。

アメリカの内向き化は、ローカル経済の自立、行きすぎたグローバル化の調整として成功したら、それはそれで希望のあることに思える。

 

日本が江戸時代、鎖国して300年、それなりの安定と繁栄があったことを思えば、アメリカのような大国がローカルに切り替わる事は、グローバル化はのがれられないとするドグマから、自由になり、バランスのいい身の丈の国の運営というものが叶うかもしれない。

という、希望的観測も、ある。