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田無日記

映像編集者 1977年生まれ

自分だけ

忙しいと、つい心を失うというか、非常に殺伐とした気持ちになっていることが多い。いくら疲れていても、それを慮ってくれない家族、会社、ひいては世の中。

この疲れや、ぐったりした気持ちを、心底、共有し、シンクロすることは、心のなかが、ひとつには結合できるわけではない人間同士には出来ないのであろう、絶望感。

だれか、甘えさせてくれという強烈な欲求を覚えても、100パーセントの解消は、物理的に他者は自分ではない限りにおいて、永遠に不可能だ。

自分が求めるとおりの言葉や態度を与えてくれる他者なる存在は、事実上、存在が不可能で、なにかしら、他者は欲求不満的な存在。

 

そこで、常に、絶望しかないのか、と思わざるを得ない。

こなすべき仕事に追われず、生活に追われず、一緒にいる人間同士が気持ちを補完し合う充分な余裕と時間を持てることは、あるのだろうか。

自分だけが自分だけが、尊重されず、消耗されていくと、それぞれ個々人がバラバラに思い続ける不幸な世界において、どうしたら、お互いを補完できるのか、わからなすぎる。